FM丹波 ギターの散歩道2025年8月放送分

8月プログラム  8月1日(金)~ 29日(金)

トークと演奏:足立ゆかり・高村浩二

今月は日本の夏をテーマにお送りしています。
今年の日本の夏は、耐え難い暑さ、夏の強い日差しが降り注ぎ厳しい暑さが続いています。
夏の強い日差しが降り注ぎ厳しい暑さが続き各地で最高気温を更新しています。それでも夕立の後のすがすがしい虹、夏の夕暮れに行きかう茜色の雲に、暑さを忘れさせてくれ癒される瞬間です。せみのにぎやかな鳴き声で目覚め、午前中涼しい間に色々な事をしておかないと、と動いている毎日です。

・ (月)デズニー映画から「ビビディバビディブー」と「美女と野獣」 (二重奏)

本日ご紹介する曲目は、デズニー映画から「ビビディバビディブー」と「美女と野獣」の2曲です。
1曲目「ビビディバビディブー」ウオルトデズニー製作のアニメ「シンデレラ」の中の1曲。シンデレラがパーティに行くのにかぼちゃを馬車に、ネズミを馬に、シンデレラはドレスにとおばあさんが魔法のスティックで「ビビディバビディブー」とおまじないをかけていきます。でも、この魔法の時間は午前0時迄、それまでに家に戻らないと・・と皆さん良くご存じのストーリーです。
2曲目「美女と野獣」町一番の美貌の持ち主ベルと魔法によって野獣に変えられてしまった王子との成り行きを愛情たっぷりに描いているアニメ映画。食器たちが歌って踊ったりと躍動感あふれ、楽しさいっぱいの物語ですがラストは涙なくしては見れません。
伴奏は出来るだけシンプルに澄んだきれいなアルペジオの流れで、その上に心地良くメロディを乗せ、ハーモニーを共有していきます。素敵な曲ほど、どんなに時間を経てもたまらない懐かしさと郷愁、切ないほどの思い出がふつふつとよみがえってきます。もう一度その時代に思いを巡らせて今、生きている事を確かめるのも良いかと。夏を満喫してください。さあ、「美女と野獣」どうぞお楽しみ下さい。

・(火)「あさつゆ」 (二重奏)

ギターの散歩道、本日ご紹介する曲目は「あさつゆ」です。
「あさつゆ」今日はさらちゃんからのリクエストです。さらちゃんは現在マレーシア在住、この夏、9月から日本で言う中学生に入ります。「あさつゆ」は日本にいるときにピアノの発表会で演奏しました。ピアノは幼稚園から習っていましたがマレーシアのお家にはピアノがないので今はお休み中だそうです。マレーシアに来て最初は言葉がわからなくて困りましたが今は色々な国の人とお友達になり、楽しく学校に通っています。との事です。でも、世界では今もなお戦争で飢えに苦しみ勉強も受けれない子供達が沢山いる事を忘れてはいけません。この夏日本は戦後
80年になり、15歳の記憶、95歳の願いと福知山市夜久野町在住足立悦男さんは95歳になった今「戦争は絶対にあかん」と、当時の戦争を知る私たちの意思が、これからの時代を生きる人たちにも継がれ、心から平和を思う気持ちを育んでくれたらと願っています。と語っておられます。

・(水) 「栄冠は君に輝く」 (高村浩二)

ギターの散歩道、本日ご紹介する曲目は高校野球夏の大会「全国高等学校野球選手権大会の歌」『栄冠は君に輝く』です。
高校野球の聖地として高校球児の憧れの舞台でもある阪神甲子園球場は昨年2024年、誕生100年を迎え、4000坪、47000席の国内最大の球場です。「栄冠は君に輝く」昭和23年に発表以来、高校野球、夏の大会歌として、大会の開会式、閉会式で演奏、歌われ、「甲子園球場に奇跡は生きています!」「ここにかける、ここから始まる」と球児達の暑いドラマを盛り上げてきました。
作曲の古関裕而さんはNHK連続テレビ小説「エール」の主人公、平成元年80歳で
亡くなられるまでに5000曲もの作品を残した正に昭和を代表する国民的作曲家です。
中でも昭和39年の東京オリンピック、選手入場の時に鳴り響いいた「オリンピックマーチ」、そして「六甲おろし(阪神タイガースの歌)」「闘魂こめて(巨人軍の歌)」等スポーツを彩る応援歌も沢山作曲されています。又2023年令和5年には野球界の功労者として野球殿堂入りも果たされています。「栄冠は君に輝く」澄み切った青い空、かんかんと照り付ける太陽の絶え間ない暑さの下、たった1度の青春、いっときの思い出の1ページとして1つの白いボールを追いかけ、地方大会の予選を勝ち抜き、甲子園を目指す夏の高校野球大会ですが、大谷翔平選手の活躍で野球もより一層身近なスポーツになり、又女子野球も盛んになってきています。今日は、神奈川県相模原市、市内初の中学生女子軟式野球チームとして発足した相模原ハイドレンジャーズをご紹介しましょう。相模原ハイドレンジャーズは少年野球を卒業すると競技の継続が難しい女子選手のために
2023年発足、3月に埼玉県で行われた「第12回関東・東北・北信越女子中学軟式野球大会」一都九県16チームの大会に初出場し、初優勝を飾っています。キャプテンの平本キヨリ選手は「課題は先制されてしまい、追いついても勝ちきれないところ。克服して優勝をたくさん取りたい」と又丸橋あおい選手はみんなが笑顔で楽しくやっていること、男子より明るくプレーが出来る、と女子野球の魅力と楽しみを元気よく話してくれました。小さい時から頑張って練習していた近所の子が甲子園に出場するなんて、益々地元意識が強くなり地域との関わりも深く、応援にも熱が入ります。人と人とのつながりが希薄になりつつあるこの社会ですが、誰もが親しめる音楽やスポーツを通じて少しでもコミュニケーションができればと思っています。私も高校野球ファンとして応援しています。頑張って下さい。さあ、「栄冠は君に輝く」お楽しみ下さい。

・(木)「夏の思い出」と「浜辺の歌」(二重奏)

ギターの散歩道、本日ご紹介する曲目は「夏の思い出」と「浜辺の歌」です。
「夏の思い出」江間章子作詞、中田喜直作曲の歌曲。夏が来ると必ずと言っていいほど耳にするこの「夏の思い出」、歌があまりにも有名になってしまい、実際には1度も行った事のない尾瀬がもう、何回も行ったような気持ちになってしまうほど身近に感じられます。
2曲目、「浜辺のうた」は今から100年以上も前、大正7年に作られた歌です。甘い優雅なメロディーは当時男女を問わず人気があったようです。私はこの「浜辺のうた」を夏のボランティア演奏でよく演奏しています。実家の押し入れにあった柳行李と丹波産の小豆で波の音を出しています。波の音は行った先の地域の役員さんにお願いしていますが大波、小波と柳行李を左右に動かしながら楽しくやってもらっています。
今日は、リスナーMさんより、夏の思い出としてメッセージを頂いていますのでご紹介しましょう。子供の頃、毎年夏休みは伊豆大島の祖母の家で過ごしていました。熱海から船に乗り、島影がだんだん大きくなって来る時のワクワク感。祖母は毎年、私たち孫のその時のサイズにピッタリの浴衣やゴム草履を用意して待っていてくれました。毎日海で泳ぎ、畑の採れたてのスイカやとうもろこしを食べ、伯父の船に乗せてもらって魚釣りをしたり、岩場で貝を採ったりもしました。夕食の後は花火をしたり、満天の星を見たりして過ごし、夜は蚊帳を吊っていつの間にか夢の中へ。本当に夢のような毎日でしたが、大人になった今、子供たちを預かることの大変さが分かり、大歓迎してくれた祖母や伯父夫婦、近所の人たちに感謝の気持ちでいっぱいです。でも、またあのような夏を過ごしたいなぁと思う今日この頃です。音楽と自然は切っても切れない縁、身近な風景や豊に流れゆく風に心を動かされ、忙しい毎日を一瞬でも忘れさせてくれます。思い出は大切なもの、心に残るよい夏の思い出を作って下さい。さあ、「夏の思い出」「浜辺の歌」どうぞお楽しみ下さい。

・(金)「サマー」 (二重奏)

ギターの散歩道本日ご紹介する曲目は映画菊次郎の夏より「サマー」です。
「菊次郎の夏」夏休みに離れて暮らす母親に会いに行く正男と近所のおじさん菊次郎の涙あり笑いありの珍道中物語。北野武監督、音楽は久石譲作曲のテーマソング「サマー」、CMソングとしても有名です。かんかんと照り付ける太陽の絶え間ない暑さですが、澄み切った青い空に白い、もくもくとした入道雲、こんなに白い雲が美しいのはこの時期だけ、そして夕立の後のすがすがしい虹は、忙しい毎日を忘れさせてくれる瞬間です。
映画「菊次郎の夏」よりサマー、夏は海に山に川にと、野外の色々な体験が出来、大切な人との思い出も沢山できる事でしょう。さあ、映画「菊次郎の夏」よりサマーどうぞお楽しみ下さい。

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