FM丹波 ギターの散歩道2025年6月放送分

5月プログラム  6月2日(月)~ 27日(金)

トークと演奏:足立ゆかり・高村浩二

春はいつの間にか通り過ぎ、もう初夏の陽気、日差しが暑く感じるようになってきました。夏を迎える迄は、雨の多い日が続き、何となく気分が重い感じがします。田植えの済んだ田園風景は雨でも晴れても趣があり、厚い雲の切れ間からの澄み切った青空が広がり、地元福知山城の下に流れる由良川、明智藪には沢山のシラサギが飛来し巣作りをしています。
今月は、皆さんからのリクエストを中心にお送りしています。先日、「ギターの散歩道、ギターあれこれマチネコンサート」の打合せに岐阜県神岡町に行ってきました。桜はもう散っているだろうと思っていましたが、なんと桜もまだ咲いて、もくれんや色とりどりのチューリップ、生き生きとした針葉樹やもみじの新芽と目を楽しませてくれました。山道の道路わきにはまだ雪が残っていて神岡町でも春を感じる事が出来ました。岐阜県神岡町は高村浩二先生の故郷です。高村先生の同級生の皆さんに中心となってもらいコンサートを開催、昨年は大好評、引き続き今年も是非と言う事です。神岡町は飛騨市の東側に位置し、東京大学宇宙線研究所が運用する世界最大の地下ニュートリノ観測装置、「スーパーカミオカンデ」や「奥飛騨の渓谷が呼んでいます」と鉱山の廃線を利用したレールマウンテンバイク ガッタン号があり、歴史を感じる自然豊かな街並みです。

・ (月)「ユーレイズミーアップ」 (二重奏)

「ユーレイズミアップ」今日は、私の生徒さんリスナーMさんとリスナーAさんからのリクエストです。リスナーMさんAさんお二方からメッセージを頂いていますのでご紹介しましょう。リスナーMさんからは、先日、布施明さんのデビュー60周年記念コンサートに行ってまいりました。布施さんのコンサートは武道館で、いきなりマイク無しのアカペラでの、My Wayから始まり休憩も無しで歌い続け、アンコールでもMy Wayを歌われ、再びのアンコールで「ユーレイズミアップ」、そして幕を閉じました。ロンドンデリーのうたを思い、いざなうメロディと、暖かく力強い歌詞に、布施さんもご自身の人生を重ねておられたのかな?と思いました。生で聴く歌声に圧倒されましたが、アンコールで聴いた「ユーレイズミアップ」改めていい曲だと思いました。と、メッセージを頂いています。「ユーレイズミアップ」1995年から活動するノルエー出身の作曲家、ピアニストでもあるロルフ・ラヴェランドとアイルランド出身のバイオリニストのフィンヌーラ・シェリーの、2人によるニューエイジ.ミュージック。癒し系音楽として、聞く者の心に迫り、響きます。素敵な楽曲はどんなに時を経てもたまらない懐かしさと郷愁、切ないほどの思い出、そして言いようのない新鮮さを伴ってよみがえってきます。生きている間は輝いていて下さい。

・(火)「はじまりはいつも雨」 (高村浩二)

この曲は1995年から活動するノルエー出身の作曲家、ピアニストでもあるロルフ・ラヴェランドとアイルランド出身のバイオリニスト、フィンヌーラ・シェリーの2人による癒し系音楽。ニューエイジ.ミュージックとも呼ばれ、聞く者の心に迫り、多くのファンを魅了しています。その秘密はバイオリンを基調としたポップとフォークとクラシックが入り混じった演奏で繊細でロマンチックな物語を探し求める映画音楽のように、聴く者の心に響きます。「song of secret garden」今日はリスナーyさんからのリクエスト、お便りを頂いていますのでご紹介しましょう。益々スピーディーになり高度になっていく日々の暮らし。過去は忘れてこれからどう人生を過ごすかと思い、縁があって千葉県勝浦市に4日間滞在する事になった。温暖な気候、盆地で育ってきた私は海を見るとわくわくする。8階の部屋の大きな窓からは太平洋が真正面に広がり
漁船が波しぶきを上げながら行きかう、水平線のはるか彼方には、と夢が自然とふくらんでくる。こんなに時を忘れて海を眺めるなんて贅沢な時間、神様から頂いた休日。長い人生たまには休むのもいいなぁ・・と、リクエストとお便りを頂きました。
「song from a secret garden」今日の演奏は魅惑のギターデュエット足立ゆかりと高村浩二でお送りします。編曲は私足立ゆかりです。ピアノ譜をもとに出来るだけ旋律も伴奏もシンプルに響き合うように工夫しました。冒頭のフレーズは、憧れや希望を表す音程、ロマン6度の中には揺れ動く満たされない切ない思いの音も入り、

・(水) 「花は咲く」 (高村浩二)

1991年3月に発売されたアスカリョウさんの楽曲。発売されてからもう30年以上経っていますがせつないメロディが聞くたびに心に響いてきます。
今日はリスナーKさんからのリクエスト、メッセージを頂いていますのでご紹介しましょう。
「はじまりはいつも雨」いつもこの時期になると聞きたくなるのでリクエストさせてもらいます。忘れ物が得意な彼と雨女の私、目的地は違うもの電車で途中まで一緒に行くことになりました。空は曇り空、車で駅まで行き、私と荷物を降ろして彼が駐車場に停めに行ってくれ、ホームで待ち合わせね、と、声をかけつつ私はホームへと。でも中々彼は来ないのでどうしたのかなと思い、携帯に電話しても呼び出し音ばかりで出てくれなく、だんだん心配になってきました。すでに電車も入ってきて結局私一人で乗り込みました。その日に限って指定席の番号を聞いていなくて仕方なくぼーっとデッキで立っていると、車掌さんに声をかけら空いている席に案内してもらい座りましたが、どうしたのか心配で落ち着かず、いつも見ている風景なのに心あらずでした。しばらくして、連絡があり携帯を家に忘れて取りに戻って、後の電車で追いかけるとの事。又得意の忘れ物か・・と思いつつ一安心。お互いの目的地に着いてから、彼から今日はほんとに申し訳ありませんでした。最後は雷がなる大雨で締めくくり。もうこれ以上悪い事は起きないでしょう。明日から又頑張ります。とメールがありました。雨女の私、今日は「はじまり」ではなくて最後に大雨を降らせたようです。とメッセージを頂いています。いつの時代になっても恋愛は人生の中でいつも大切なテーマ、映画のようなドラマチックな恋愛を夢見る人、かつてそういう経験もあったなぁという過去形の人、そして現在進行形の人と、ときめく心を忘れずに人生を楽しみたいものです。

・(木)「リベルタンゴ」 (二重奏)

2021年に生誕100年を迎えたタンゴの神様、アルゼンチン生まれの作曲家アストロピアソラの楽曲。リベルタンゴと言う言葉は、「自由」 libertad と「タンゴ」tango と合わせてピアソラが作った造語。チェロ奏者のヨーヨーマさんがテレビのコマーシャルでも演奏され、よく知れ渡るようになりました。
「リベルタンゴ」は、その曲名のように、従来のタンゴには縛られない自由さがあります。
例えばリズムの自由さ、従来のタンゴによく出てくるリズムは、“1・2・3・4"とカウントし、皆さんよくご存じのタンゴの名曲、「ラ・クンパルシータ」はこのリズムです。しかし、「リベルタンゴ」は、ピアソラのトレードマークと言われる“3・3・2"とカウントするリズムは美しく、又官能性と生命力を感じます。今日は、元私の生徒さんMさんからのリクエストです。メッセージを頂いていますのでご紹介しましょう。6月にリベルタンゴを取り上げてくださるとの事、とても嬉しいです。先生と高村先生の演奏を聴いて、大好きになった曲のひとつです。独特のリズムに引き込まれていく感覚が何とも言えず気持ち良く、また演奏されている先生方も楽しそうで、こちらも思わず笑顔になります。そんなリベルタンゴですがかなり難しそうですので自分で弾くことはないと思っていました。ところが先日、今、私が通っているギター教室の先生に弾きたい曲の希望を聞かれた時、リベルタンゴを希望した人が何人かいて、遂に挑戦することになったのです。先生が出来るだけ弾きやすいように編曲してくださり3つのパートに分かれて現在練習中です。教室皆さん全員で放送をとても楽しみにしています。とメッセージを頂いています。いつもご視聴ありがとうございます。1本のギターより美しいものが唯一ある、それは2本のギターだと、ショパンが言ってます。題名の通り、お互いのリズムを自由に楽しみながら二重奏でないと味わえない駆け引きや、ピッタリあった時のジャスト感と、二重奏の魅力をたっぷりと味わって下さい。

・(金)「イエスタディ」 (高村浩二)

「イエスタディ」1962年、デビューしたイギリスのロックグループ、ビートルズのヒット曲。中学校、高校の音楽の教科書にも掲載され、よく知られています。編曲は日本を代表する現代音楽家武満徹さん、「ギターのための12の歌」の中の1曲です。この作品集の中には「ヘイジュード」や「ミッシェル」等のビートルズ作品もあり、絶妙なアレンジによって優しく心に響くものになっています。「イエスタディ」今日の演奏は高村浩二先生です。編曲は日本を代表する現代音楽家武満徹さん、「ギターのための12の歌」の中の1曲です。こよなくビートルズを愛した武満徹さん、この作品集の中には「ヘイジュード」や「ミッシェル」等のビートルズ作品もあり、絶妙なアレンジによってのびやかな歌いまわしと深々としたリズムで優しく心に響くものになっています。
「イエスタディ」今月6月15日岐阜県神岡町で開催される「ギターの散歩道in神岡」「ギターあれこれ」「マチネコンサート」のオープニングの曲です。今年は高村浩二先生のダイナミックな独奏、魅惑のギターデュエット足立ゆかり&高村浩二の息の合った二重奏、昨年大好評だったダンロクと新堀ギターアンサンブルによる合奏、そして地元神岡出身のフルート奏者、大洞佳子さんと、ギターの醍醐味が1日で味わえる会となっています。
益々スピーディになっていく日々の暮らしですが良い音楽と出会って頂き「心の糧になるよい音楽を」少しでも味わって頂ければ幸いです。

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